名作家具、唐紙などの素材が共鳴し合う空間
No.440
事例情報
- 建物
- マンション
- 間取り
- 2+L+D+K→1+LD+K
- 面積
- 105㎡
- 工事
- 全面改装
- 場所
- 京都市
- 費用
- 約3000万円
約400年続く京の伝統素材、欧州の名作家具が織り成す良質な空間
玄関ホールとリビングを仕切る建具には約400年続く京都『唐長』の伝統素材、唐紙をセレクト。組紐にルーツを持つ『角つなぎ』という文様の唐紙で、正方形を打ち違いに重ねた文様は時を越えた今でも人々に愛されている。
唐紙の建具を抜けると、和と北欧のデザインテイストを融合したナチュラルで凛とした空間が広がる。照明はポール・ヘニングセン、ダイニングテーブルはハンス・Jウェグナー、フィンユールのチェアや、イタリア製のB&Bソファベッドが空間を彩り、アッシュ材の突板仕上の造付家具が名作家具を引き立てる。
料理の先生である奥様。自宅で料理教室を開催するため、キッチンハウスのオーダーキッチンや、ドイツの堅牢なガゲナウ製品を取り入れるなどこだわりが凝縮している。キッチン向かいのパウダールームは壁一面にクロゼットを設け魅惑の変身ルームに。その奥には寝室があり、朝起きたらパウダールームで身支度・コーディネートを愉しめるよう動線に捻りをきかせた。