私たちサイズの
最高に心地いい住まい。
Y様
- number:
- 457
- structure:
- マンション
- type:
- 4LDK→3LDK+S
- area:
- 89㎡
- construction:
- 全面改装
- place:
- 和歌山県和歌山市
プラン
リフォームのきっかけ
ご主人様:5人家族で、4LDK・90平米のマンション。4部屋あるうちの1部屋は収納部屋。子どもたち3人も大きくなってきて、そろそろ一人に1部屋あげたいと思い始めたのがリフォームのきっかけでした。最初は1年くらいかけて、物件さがしをしていました。モデルハウスにも何度か足を運びましたが、どうしても今以上の立地条件の物件が見つかりません。そこで、今の住まいのリフォームを検討し始めました。「和歌山でリフォームする価値があるのか?」「新築マンションにしたら?」など、周囲からは色々と言われたりしました。正直なところ、私自身も、家族がのびのび過ごせるような広い一戸建てがいいなと思っていましたし、犬も飼ってみたいという気持ちもありました。しかし、それらの希望よりも、今の立地の良さが勝っていたのです。
奥様:
他を見れば見るほど、今の条件の良さを再認識しました。まず、子どもたちが通う学校が近い。そして、私たち夫婦が働く職場が近い。また、駅が近いなど利便性が良いだけでなく、近くに美術館や和歌山城があったり、自然が多く残っていたりと私たち家族全員が今以上の立地はない!と思える場所なのです。
ご主人様:
それに、マンションの部屋の位置もいい。上層階で、しかも角部屋なので、どの部屋からも開放的な眺望を望めます。寝室や子ども部屋、浴室の窓からは和歌山城も見えるんです。同じマンションでもこの部屋じゃなかったら、広さを求めて他の場所に移り住んでいたと思います。
ボトルネックになったのは言うまでもなく「広さ」でした。もともと、住み替えを考え始めたきっかけが、家族5人で暮らすには手狭になってきたということでしたから。リフォームしたとしても、面積を変えることはできない。この課題をどうクリアしていくか?が今回のリフォームの要でした。
緻密な計算で「狭さ」をクリアした完全オリジナルサイズ
ご主人様:リフォーム会社は、よく新聞広告で見かけていたこともあって、遊さんに依頼することにしました。プランナーの張(はり)さんには「狭さ」をクリアするため、随所に工夫を凝らしてもらいました。
私たちが、最初に求めたのがリビングの開放感。スッキリとした開放感ある空間にしたかったのですが、そのために邪魔なのが「梁」でした。以前から梁が目立つのがずっと気になっていて。それを解消するために、造作で扉付きの壁面収納をつくってその中に梁を隠してもらいました。床から天井までたっぷり収納できるので、収納家具を置く必要も無くなりました。
また、ただ梁を隠すだけでなく逆に梁を活かして間接照明を設置することで、雰囲気のある空間にすることができました。調光機能がついているので、そのときの気分によって明るさを変えられます。
他にも、FIXガラスやガラスブロックを利用して、抜け感のあるつくりにしたり、壁面の一部に実際のピアノのサイズに合わせた奥行きをつくって、ピアノを置いたとき壁面とフラットになるようにしたり。キッチンもオープンにして、リビング空間に不要な凹凸がなくなったため、空間だけでなく心もスッキリした気持ちになりました。
奥様:
そんな中でも、いつも家族を感じられるインテリアにもしたくて、子どもたちの成長記録写真を飾れる棚をテレビやピアノの上、部屋の角など随所に設置してもらいました。スッキリした空間でも、私たち家族らしいリビングになったと思います。
ご主人様:
次に子ども部屋。限られた広さで、3人の子ども部屋をどうするか?!これはまったく想像していなかったのですが、張さんのアドバイスで「ロフトベッド」を取り入れました。横の空間に限りがある分、縦のスペースを有効利用して就寝スペースを上下に分けたんです。上段は長男の部屋に続くベッドに(下左写真)、下段は隣の部屋の長女のベッドになっています(下中央写真)。
次男の部屋にもロフトベッドを設置し、上段を就寝スペースにしています(下右写真)。下段は次男だけでなく子どもたち3人の秘密基地みたいな場所になっていて、好きな漫画やおもちゃが並んでいます。狭いことが課題だったにもかかわらず、プラスアルファで秘密基地までできてしまうなんて・・・!
奥様:
効率だけでなく、子どもたちの個性を活かしたデザインも取り入れたくて、壁紙とカーテンは子どもたち自身に選んでもらいました。長男は、シックなブルー。次男は、グリーン基調の森林の模様。末っ子の長女は、妖精のイラストがかわいいパステルカラー。あと長女のベッドの天井には星空の壁紙を。暗いところで光るんですよ。ロマンチックでしょ?
効率だけでなく、子どもたちの個性を活かしたデザインも取り入れたくて、壁紙とカーテンは子どもたち自身に選んでもらいました。長男は、シックなブルー。次男は、グリーン基調の森林の模様。末っ子の長女は、妖精のイラストがかわいいパステルカラー。あと長女のベッドの天井には星空の壁紙を。暗いところで光るんですよ。ロマンチックでしょ?
ご主人様:
その他、浴室を一回り大きくしたり、玄関ホールを広めにとって、透け感のあるブルーのガラスブロックをはめてもらったり。その上で玄関横に家族全員が使えるウォークインクロゼットを配置するなど張さんには様々な希望を叶えてもらいましたが、最後の最後に「僕の書斎がほしいな・・・」と呟いたら「なんとかします!」と言ってくださって。半分諦めていたのですが、寝室の片隅に書斎スペースをつくってくれました。パソコンを使えて、棚もあって。もう僕はそれだけで大満足です。
その他、浴室を一回り大きくしたり、玄関ホールを広めにとって、透け感のあるブルーのガラスブロックをはめてもらったり。その上で玄関横に家族全員が使えるウォークインクロゼットを配置するなど張さんには様々な希望を叶えてもらいましたが、最後の最後に「僕の書斎がほしいな・・・」と呟いたら「なんとかします!」と言ってくださって。半分諦めていたのですが、寝室の片隅に書斎スペースをつくってくれました。パソコンを使えて、棚もあって。もう僕はそれだけで大満足です。
これまでで一番好きな場所
奥様:私たちはこれまで、仕事の関係で引越しを10回以上しています。その中でも特に気に入っている場所が、10年前、1年半住んでいたイギリスの部屋です。イギリスでは、築100年くらいになる古いマンションを各々が自分好みにリフォームして暮らすのが普通です。壁紙も自分で貼り替えたり。だから、住んでいる人の個性がはっきり出ます。当時、私たちが住んでいたのは賃貸マンションで、すでにリフォームされていました。しかも家具付きだったので、何か自分たちらしくカスタマイズすることはなかったのですが、そのときのイメージがあり、今回、子ども部屋の壁紙も子どもたち自身に選んでもらったんです。(ちなみに長女の部屋の妖精のイラストの壁紙はイギリスから取り寄せたものです)
そして、イギリスの家で私が何より気に入っていたのは「家事動線」。日本ではあまり見ないですが、洗濯乾燥機がキッチンにあったんです。これは本当に便利でした。それで、今回のリフォームでもキッチンをフルオーダーにして、洗濯乾燥機をキッチンカウンターの下に配置してもらいました。洗濯乾燥機のメーカーは、海外の老舗家電「Miele(ミーレ)」。ミーレの洗濯機は、洗濯の時間、温度、プログラムなど細かく調整できて、すごく使い勝手がいいです。
生活動線が優れていてスペースに無駄がない。それでいて、各々が個性を存分に表現しながら暮らしを楽しんでいる。この生活スタイルがすごく自分には合っていると思いました。そうやって考えると「マンション」は、私の生活スタイルにピッタリなんです。3人の子育てをしながらの共働きで、毎日忙しく動いています。そんな中でのフラットな生活動線。どの部屋に行くにしても最低限の移動距離。管理も楽。ゴミ出しひとつとってもそうですし、庭のお手入れもしなくていい(笑)。10回以上住み替えをしてきた中で、言うまでもなく今の住まいが一番好きです。
ご主人様:
妻だけでなく、私たち家族にとっても最高の生活動線だなと実感しています。たとえば、子ども部屋にはリビングを通って入るカタチの間取りなのですが、自然にみんながリビングに集まるんです。せっかく子ども部屋をつくったのに、子どもたちはあまり部屋にいようとしてくれません。勉強もダイニングテーブルでしています。まるで、子ども部屋も含めてリビングになっているようです。
ご主人様:
妻だけでなく、私たち家族にとっても最高の生活動線だなと実感しています。たとえば、子ども部屋にはリビングを通って入るカタチの間取りなのですが、自然にみんながリビングに集まるんです。せっかく子ども部屋をつくったのに、子どもたちはあまり部屋にいようとしてくれません。勉強もダイニングテーブルでしています。まるで、子ども部屋も含めてリビングになっているようです。
これからの暮らし
ご主人様:そのうち子どもたちも、この家を巣立つときが来ると思うのですが、当人たちは「居心地がいいから、ずっとここにいる!」と言っています。家族旅行でホテルに泊まっても、みんなが口々に家の方がいいって言うんです。それで次の旅行では、ホテルではなく家の雰囲気に似ている旅館にしたのですが、寝るときは自然にみんなが一箇所に集まってきて小さくまとまって一緒に寝ました。結局私たちは、いつも一緒にいたがる家族なんだと思います。そして、今の住まいはそんな私たち家族にとって本当にピッタリのオリジナルサイズだと実感しています。子どもたちの自立を願いつつ、今とこれからの幸せを感じながら暮らしていきたいと思います。