KOHLER(コーラー)
KOHLER社の創業は1873年。創業当時は農機具や、市街地の家具工場用の鋳物などを製造していました。創業から10年経った1883年のこと。創業者であるジョン・マイケル・コーラーが、鋳鉄で製造していた「飼い葉桶」をエナメルコーディングし、カタログに「この飼い葉桶に4本の脚をつければ、バスタブとしても使えます」と記したことにより、一般大衆にもバスタブが広まっていき、KOHLER社がサニタリーメーカーとして名を馳せるきっかけとなりました。この鋳鉄ホーロー製バスタブは猫足バスタブの原型となり、同時にKOHLER社の代表作ともなっています。その後大きく成長したKOHLER社の製品は、その実用性だけでなく美しさも高く評価され、1929年にはニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されました。猫足バスタブのようなクラシカルなものから、スタイリッシュでモダンなものまで、上質で幅広いデザインが魅力です。デザインはもちろん、節水効果の高い商品を開発し、環境にも配慮。限りある資源を大切に考えています。